こんにちは!
toiee Lab です。トイラボと読みます。

以下、私たちの歩みを書きます。


toiee Lab の始まり

代表の亀田は、大学で授業を担当していました。その授業は、ちょっと変わった授業で、一部の学生から、「授業外でも、もっと色々話を聞きたい!」と要望されるものでした(他校の友達まで誘ってくる学生もいました)。

この要望に応えるべく、放課後、大学近くのカフェに集まり、「問うこと」を中心として、さまざまな学問を学ぶ楽しさを、一緒に体験する「会」が不定期に開催されました。

その会を通じて、「なぜ、大学、さらには、自分たちが受けてきた教育は、こうなっていたんだろう?」「もっと違う教育、学び方があってもいいんじゃないか?」という疑問が湧いてきました。

そして、大学近くに、小さなスペースを用意し、「新しい学びを研究し、実際に提供する、学びのカフェ。トイから始まる学びのカフェ」をスタートしました。

ラーニング・ファシリテーションに出会う

「問い」を使った学ぶ場は、先生がいません。先生である亀田は、あくまでも質問を発するだけ。あるいは、他の人に「素朴な疑問」を発言する機会を作り、それをみんなで考える。考える時も、積極的に「問い」を発する。

不思議なことに、お互いに主張に耳を傾けながら、問いを繰り返すことで、深い理解だけでなく、

  • 学ぶ楽しさ、喜び

  • 一体感

  • もっと、好奇心が湧いてくる

  • キライだと思っていたものが、楽しくなる

などの効果がありました。

このような教育は、古くは「ソクラテス」が有名です。しかし、コメニウスによる教育の近代化による目覚ましい効率化によって、現代では、ほとんど見かけません。

おそらくソクラテスの教育法では、「話す」「質問する」主役は、生徒だったでしょう。もしかしたら、会話の90%以上は、生徒だったかもしれません。

しかし、現代は、理解度を確かめるために質問するのは先生です。また授業中は、ほぼ先生が話しています。さらに、生徒たちが集まっているにもかかわらず、隣にいる生徒同士とは対話することはほとんどない。先生からのブロードキャスト(一方向の伝達で、返すこともない)の時間が長いです。

どちらが優れているか?というと、両方とも必要でしょう。とはいえ、ブロードキャストに関しては、テクノロジーを使い、ビデオ配信などを駆使するべきかもしれません。

そこで、私たちは「学ぶ側が、主役になって、能動的に行動するような教育方法」の体系を探す旅に出ました。

さまざまな分野をあたる中で、「ラーニング・ファシリテーション」に出会いました。

ラーニング・ファシリテーションでは、先生はほとんど喋らず、さまざまな「問い」や「ワーク」を通じて、プロセスによって理解を深めていきます。また、その場に集まった人々の

  • それぞれが持つ知識のレベル

  • それぞれが持つ知識の幅

  • それぞれが持つ目的意識とその違い

  • それぞれの個性

によって、毎回、違う学びが発生する、創造的な学びの場が作れることを体験しました。

ラーニング・ファシリテーション&デザインを研究する

ラーニング・ファシリテーションの可能性に、大いに刺激を受けました。そこから、研究をスタートさせました。

  • どのような分野であれ、ラーニング・ファシリテーション型で学びを起こせるのか?

  • ファシリテーターには、その分野の専門家であるべきか、否か?

  • ファシリテーターが持つべき知識、姿勢、考え方は何か?

  • ワークショップ、ラーニングプロセスの設計方法や、パターンは何か?

  • そもそも、人の学習とは、「どういうメカニズムとして捉える」ことができるのか?

などの疑問を解決すべく、さまざまな分野の知識や実践を調べました。

さらに、ITから、英語、マネジメント、マーケティング、ライティングなど、さまざまな分野で「ラーニングをデザインできるか?」を確かめることにしました。

20以上のテーマで、ワークショップを設計し、実際に受講してもらい、フィードバックをもらうことを繰り返しました。

その結果、私たちなりに

  • 人の学習は、どういったメカニズムで捉えると良いか?

  • ラーニング・デザインは、どうするのか?

  • ラーニング・ファシリテーションは、どうやるのか?

を体型立てることができました。

このような過程の中で、私たちは「トイカフェ」から、「トイ」そして、「トイラボ」と名前を変えました。

・・・

次は「マーケットフィット」を目指し、オフラインの学びの場をスタートしました。

オフラインで、ワクワクする学びの場を開く

最初は、オフラインで「ワクワクする学びの場」をたくさん作ってきました。


全国に「学ぶ場を作ろう!」というチャレンジ

さまざまな分野を「デザインできる」可能性を確認した私たちは、「全国津々浦々で、ワクワクする学びの場」が開かれている未来を夢見て、目指し始めました。

ラーニング・ファシリテーター養成講座

最初に「ラーニング・ファシリテーター養成講座」をスタートさせ、ファシリテーターの育成を行いました。

開催するたびに、理論を発展させ、ワークショップの進行を考え直し、レベルアップさせていきました。最終的には、1年間(12回)開催し、100人以上の方々に参加していただきました。

さまざまな教材を作成する

ラーニング・ファシリテーターが、教えることよりも、参加者の学習の促進に力を入れられるように、「進行を助けるビデオ教材」を設計し、撮影を繰り返しました。

40近くの講座を設計し、撮影し、レジュメを作ってきました。

何度も、マーケットフィットのための変更を繰り返しました。私たち toiee Lab も学びの場を運営する中で、「オフラインの限界」を知りました。

「通える場所、同じ時間、同じ興味関心」で、何度も集まるのは難しい現実を知りました。本当のカフェを運営するべきか?とも考えました。

オンラインに活路を見出す

そんな中、全国に散らばって活動していた「ラーニング・ファシリテーター」の方々が、世間には全然知られていない zoom を使い始め、オンライン勉強会を開催していました。オンラインで読書会をしたり、ラーニングファシリテーター養成講座の復習をしていました。

その中に、私たちも参加させてもらい、

「これは、すごい!楽しい!」
「時空を超越する!」

と、興奮したのを今でもはっきりと覚えています。

コロナ禍になる3年以上前の出来事です。

オンラインで学ぶ場を作り始める

私たちは、主戦場を「オフライン」から、オンラインに移動しました。スペースは解約し、近くの懇意にしていた「本物のカフェ」を事務所に、新しいスタートを切りました。

オンラインの「チーム学習」を始める

オンラインで「6ヶ月」チームになって、学ぶ方法を開発し、実行しました。内容は、以下の通りです。

  • オンライン上で、さまざまなワークショップを開く

  • ワークショップは、録画し、参加できなかった方々にもシェアする

  • オンラインのフォーラムを用意し、お互いに質問に答えたり、交流する

  • 参加者で集まって「勉強会」を行う

  • 単に、ぺちゃくちゃ、話すだけの「お茶会」を開催する

新しいオンラインの学ぶ場を何度か試し、「スクラム」と名付けました。スクラムの主な道具は、

  • オンライン・コース

  • オンライン・ワークショップ

  • オンライン・ワークショップの録画

  • オンライン・勉強会

  • オンライン・お茶会

  • オンライン・コミュニティ

です。

これらを組み合わせることで、「共に学ぶ方々が、友達になって、スクラム終了後も、繋がって切磋琢磨できる」そんな方法に発展させました。

このスクラムを何度か行う中で、別の取り組みもテストしました。

オンラインの「トイカフェ」

世界を新型コロナウィルスが覆い、人々が直接会えなくなりました。しかし、より良い学びは、人と人の間に起こります。そんな中、

私たちの原点である「トイカフェ」を、今こそ、やるべきじゃないか?
オンラインが主体になった今だからこそ、できるのではないか?

という気持ちになり、スタートさせることにしました。

私たちの旅は、まだまだ続きます。